信託期間の満了日の前に償還される「繰上償還」

Posted by admin on 2011年11月17日 in 投資信託のしくみ |

運用期間を満了した後に返還金を支払うのが通常のケ-スですが、とき
には、信託期間の満了日より前に投信が償還されてしまうことがあります。
これを繰上償還と呼びます。また、決められていた信託期間が延長される
こともあり、これは償還延長と呼ばれます。
繰上償還は、投信の純資産規模が極端に小さくなったため、運用にかか
る経費の負担が大きくなり、当初予定していた運用が困難になった場合な
どに行われます。ですから、小規模の投信を購入する際には注意が必要で
しょう。
また、最初から「基準価格が○○円の水準に到達したら償還する」という決
まりのある投信もあります。繰上償還が決まったら、書面で通知されます。
一方、信託期間の延長は、運用会社の判断により、受益者(投資家)と
協議し、監督官庁の許可を得て行われます。というのも、その投信を運用
している投信会社に、償還を延長したい事情(採算割れで償還をしたくな
い、償還すると信託報酬がなくなる、など)があるからにほかなりません。
したがって、受益者にとって有利である場合しか認められません。
2002年頃、株価の暴落によって基準価格が大幅に下がった状況で、満期
償還を迎える投信が急増したため、償還延長に踏み切る運用会社が続出し
たことがあります。

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