投信はイギリスで生まれた!

世界で最初の投資信託は、1868年に英国で設立された「フォーリン・アンド・コロニアル・インベストメント・トラスト」という名前のファンドといわれています。

設立した当時の発行も目論見書には、「複数の証券に分配投資することによって、海外および植民地における投資リスクを軽減するという、大口投資家ならではのメリットを中小投資家にも受けれるようにする」という設立趣旨がうたわれていました。

世界の覇権国家となったビクトリア朝末期の英国。巨富の蓄積を成し遂げたものの、すでに国内に有望な投資対象はなく、金あまり状態で金利は低水準。そこで台頭した新興資産家たちが関心をもちはじめたのが、アメリカや南米、アジアなどの新興成長国への投資でした。しかし、英国の中小投資家にすれば地球の反対側の国々ばかり、おそろしくリスクの大きな投資だったに違いありません。

専門家の運用に任せて「分散投資することで、そのリスクを軽減する」という画期的なコンセプトが評判になりました。その後、追随して数多くのファンドが設立されました。

後発組で成功した例とされるのが、南北戦争後のアメリカで復興期にあった鉄道事業に投資しようとした「スコティッシュ・アメリカン・インベストメント・トラスト」。設立したロバート・フレミングは、その後もファンド設立に成功し、いまでは「投資信託の父」と呼ばれるようになりました。映画007シリーズの原作者、イアン・フレミングはロバートの甥にあたります。

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